タスクシュートにおけるルートとレールの違い

タスクシュートはカーナビに喩えられることがあります。

目的地とそこに至るルートを決め、カーナビの案内に従って進めば、迷うことなく目的地にたどり着くことができます。

タスクシュートも、「この時間までに終えたい」という終了予定時刻があり、その時間までにやるべきことをリストアップし、取りかかる順に並べ替えれば、それがルートになって、あとはこのルート(=デイリーリスト)に沿って進めば途中で迷うことなく、漏れなくやるべきことをやりおおせることができます。

もちろん、カーナビもタスクシュートも途中でルートから外れることは多々あります。

外れたときの対応は次のいずれかです。

  • 1.外れたポイントから元のルートに復帰する
  • 2.外れたポイントから目的地までのルートを改めて設定しなおした上で、再スタートする

1は微調整で済みますが、2は大ごとになります。

場合によっては、当初の目的地は諦めて、より実現可能性の高い目的地で妥協することもあるかもしれません。

いずれにしても、あらかじめルートを設定しておくことで、

  • そのルートに沿えているか、外れているかを認識できる
  • 外れている場合は、復帰するか目的地を再設定するかを早い段階で判断できる

というメリットが得られます。

「外れている」という問題を早期発見できるため、事態が深刻にならないうちに手を打てる、深手を負わずに済むと言えます。

以上はタスクシュートを「ルート設計&案内ツール」と捉えた場合の特徴です。

これとは別にタスクシュートを「レール敷設&運行支援ツール」と捉えることもできます。

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