スカウターとしてのタスクシュート

漫画『ドラゴンボール』にスカウターという、対戦相手の強さ(戦闘力)を測定できる装置が登場します。

片メガネのような形状で、このメガネ越しに相手を見ると、その戦闘力がスクリーン上に表示されるというもの。

スカウターを装着することで相手を「正しく」認識することができ、適切な対応がとれるようになると考えられます。

タスクシュートというツールにはこのスカウターのような側面があります。

現実世界には、抱えている仕事や続けている習慣、やりたいと思っていることなどが雑多にさまざまな形で散在しています。

通常は、これらを一つひとつ目で見て確認した上で、あるいは目に見えないものは適時その都度思い出すことで、実行に移していくことになります。

でも、このように現実世界を“裸眼”で認識しようとすると、

  • 見落としが発生したり、
  • そもそも見えないために見逃したり、
  • 不必要なタイミングで目に入ってしまうことで注意を奪われたり、

といった望ましくない状況が頻発します。

そこで、タスクシュートというスカウター越しの、言わば仮想世界の中で自分にとって適切な形で整理・再配置することで、上記のような望ましくない状況を避けることができます。

このときの「自分にとって適切な形で整理・再配置する」とは具体的には何をどのようにすることなのか?

これについて考えてみます。

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