Twitterコミュニティ「タスクシュートユーザーの集い」に以下のようなツイートをしました。
- タスクシュートに並んでいるタスクは「今日やらなくても大丈夫なタスク」ばかりであることが望ましいです。
- さもないと今日になって新たに発生する「今日やらないとマズいタスク」に対応できなくなるからです。
- そういう意味でタスクシュートは“時間資産”を増やすツールと言えるかもしれません。
このツイートの中で、
- 1.今日やらなくても大丈夫なタスク
- 2.今日やらないとマズいタスク
という2種類のタスクが登場します。
当然ですが、2のタスクは1のタスクよりも優先度が高い。
2の対応だけで一日が終わってしまうとしたら、いつまでたっても忙しさの中から抜け出せないでしょう。
抜け出すためには、どうにかして1のための時間を確保したい。
それができれば、2の時間が少しずつ減っていくはずだからです。
これは、飲食店の厨房を思い浮かべてみると分かりやすいでしょう。
客からの注文に応じてイチから料理を作るのは2です。
一方、注文の合間をぬって料理の下ごしらえを進めておくのは1です。
たとえば、ラーメン屋であれば注文を受ける前からスープの素を入れたどんぶりを複数並べておき、注文が入り次第そこにスープや麺、具材を投入していく。
こうすることで、注文を受けてから完成するまでの時間を短縮できます。
- スープの素を入れたどんぶりを複数並べておく
- スープや麺、具材を投入して仕上げる
という2つの段階に分けることで、作業負荷を分散できるわけです。
仕事でも、終わらせるべき日よりも前から少しずつ準備を進めることで、当日は少ない負荷で手を離れることができます。
これを徹底することで、その日の全タスクのうち「今日やらないとマズいタスク」の占める割合が減っていくことになるでしょう。
そうなると、「今日やらなくても大丈夫なタスク」に時間をかけられるようになるので、ますます安定感が増すはずです。
以上の流れをタスクシュートで実践するにはどうすればいいか?
これについて考えてみます。