前回の記事で取り上げた「マイ・取りかかり問題」の中で、気になった1行がありました。
その、気になった1行とは、
3)片付け(主にノートや紙の資料が難題)
・まとまった時間をとるか、隙間時間に少しでもやるか
・隙間時間に、[昔のノート一冊チェックして、必要な部分はスマホ撮→Evernote、ノート捨てる]という感じで行ってみることもあるが、少しできることもある、しかしこの作業がとにかく気力が必要で疲れるため、もっと別に気力必要な仕事があると、とたんに進まなくなる
の中の、
この作業がとにかく気力が必要で疲れるため、もっと別に気力必要な仕事があると、とたんに進まなくなる
です。
気力は体力や知力などと並んで、活動のパフォーマンスに影響を与える指標です。
指標といっても厳密な数値化ができるわけではないため「現在の気力ではこの仕事をやり切るのは難しい」と判断するとしたら、それは多分に気分の影響を受けていると考えられます。
体力についても同様で、「どうにもだるい」と感じるときは、睡眠時間の短さや深さにその原因を求めたり、日頃の運動不足を疑ってみたり、とにかく推測の域を出ません。
コーヒーやエナジードリンクを飲むなどして一時的に“チャージ”できることもありますが、実際のところ「できたような気がするだけ」かもしれません。
一方、知力については、“瞬間チャージ”は難しく、日頃からのインプットがものを言うために「この作業をこなすのに知力が不足している」という欠乏感を覚えることは少ないでしょう。
一方、とりわけ気力については、ちょっとした工夫でその不足をカバーできます。
つまり、気力不足が原因で取りかかれない状況については、ちょっとした工夫で乗り越えることができるのです。