たすくまに向くタスクとTaskChute Cloudに向くタスク

たすくまとTaskChute Cloudは、同じタスクシュートツールではありますが、開発者が異なるために、すなわち異なる設計思想のもとで作られているために、当然その使い勝手も異なります。

どちらか一方を使っていた人が他方に乗り換える、あるいは併用を始めることになったとき、この使い勝手の違いに戸惑うことになるでしょう。

  • たすくまを使っていた人がTaskChute Cloudに乗り換える、あるいは併用を始める
  • TaskChute Cloudを使っていた人がたすくまに乗り換える、あるいは併用を始める

いずれのケースにおいても、この戸惑いは避けられません。

僕にとってのそれは、

  • その日の未完了タスクが翌日に引き継がれない

ことでした。

どういうことか?

たすくまは、一日の終わりに未完了タスクが残っていた場合はすべて漏れなく翌日に繰り越されます。

やり漏らしたタスクは何もしなければ強制的に自動的に翌日に持ち越されることになるため、リストの整理を怠っていると、日増しに雪だるま式にタスクの数が増えてしまいます。

前日以前の未完了タスクには赤い矢印がつき、当日のタスクの黒い矢印と区別できるようにはなっていますが、タスクの数が増えるとリストの見通しが悪くなり、整理が億劫になり、たすくまを開きたくなくなる、という悪循環に陥りやすくなります。

ちょうど、テトリスでどんどんブロックが積み上がってしまい、どうにもできなくなってしまう状況に似ています。

これが原因でたすくまに挫折するという方も少なくないでしょう。

一方、TaskChute Cloudは、その日の未完了タスクは翌日に繰り越されることはなく、その日のリストに残ったままになります。

従って、一日の終わりの時点で未完了のまま残ったタスクは、

  • 翌日以降に移す(リベンジを期す)
  • そのまま放置する(諦める)

といういずれかの“処置”を手動で行う必要があります。

この違いに注目することで、たすくまとTaskChute Cloudの使い分けをもっとうまくできるようになると考えています。

言ってみれば、それぞれのツールが持つ“芝目”あるいは“木目”を活かせるイメージです。

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