『マニャーナの法則』では、「プロジェクトとは何か」の定義として、
「プロジェクトとは、その完了のために、複数のタスクの完了が必要な仕事」です。
と書かれています。
GTDでは、1年以内に達成可能で、複数の行動ステップが必要な「望んでいる結果」を「プロジェクト」と呼ぶことにしている。
とされており、
『なぜか仕事が早く終わらない人のための図解超タスク管理術』では、
プロジェクトは、明後日以降に締切のあるタスクです。
と定義されています。
以上3人の著者によるプロジェクトの定義をまとめると次の通りです。
- その完了のために、複数のタスクの完了が必要な仕事
- 1年以内に達成可能で、複数の行動ステップが必要な「望んでいる結果」
- 明後日以降に締切のあるタスク
強引にまとめるなら、
- 望んでいる結果が今すぐに手に入らないときに採用するやり方
ということになるでしょうか。
人によって、「仕事」、「結果」、「タスク」とそれぞれに捉え方が異なりますが「望んでいる結果が今すぐに手に入らない」という状況認識は共通しています。
言い換えれば、この状況を打破するときに役に立つのがプロジェクト、ということになるでしょう。
「行動を起こせばすぐに結果が手に入る」状況なら、文字通りすぐに行動を起こすだけで済みますが、そうでなければむやみに動かずに、まず作戦を立てる必要がある。
この作戦の立て方と進め方、そして作戦それ自体。
どれもプロジェクトの要素と言えます。
問題は、立て方と進め方がなかなか定型化できないところにあります。
あるプロジェクトではうまくいった作戦が、別のプロジェクトでは役に立たない、ということはよくあることです。
例えば、
- 「望んでいる結果」を実現するために必要なステップを洗い出しても、実行するためのリソースが不足している
- 「望んでいる結果」を実現するために必要なステップが見出せない
- そもそも「望んでいる結果」が現時点では明確になっていない(期限は刻々と迫っているのに!)
といった状況です。
少なくともこのような3つの状況がある以上、「プロジェクトの進め方」という1つのやり方だけで対応するのは難しい。
では、どうすればいいか?
12月のTCジャーナルはこの問いに向き合っていきます。
現時点では、
- プロジェクトを3つのタイプに分類し、それぞれのタイプにフィットした作戦を用意すればいいのではないか
と考えています。
つまり、「12月のTCジャーナル」というプロジェクト(=望んでいる結果)はまだ明確になっていないわけです。
にも関わらず、「平日毎日書く」という期限とタスクは決まっている。
さらに、「望んでいる結果」が明確になっていない以上、これを実現するためのステップも見出せません。
ということで、次回よりこの「12月のTCジャーナル」というプロジェクトをどう進めていくのかを実況中継していきます。
「12月のTCジャーナル」は、こんな方に役立つかもしれません
先ほど挙げた、
- 「望んでいる結果」を実現するために必要なステップを洗い出しても、実行するためのリソースが不足している
- 「望んでいる結果」を実現するために必要なステップが見出せない
- そもそも「望んでいる結果」が現時点では明確になっていない(期限は刻々と迫っているのに!)
という3つの状況のいずれか、あるいはすべてが当てはまる方。
これは、とりもなおさず僕自身のことでもあります!