このツイートで、岡野純さんが自身の抱える「やりたいことが渋滞している」問題について、「全部やる方法」を紹介しています。
この問題は、「やることがたくさんあり過ぎて、どれにも手をつけられずに停滞している」というもので、前日のツイートで提起されていました。
その解決方法が今回のツイートで、以下の4コマで描かれています。
つまり、
- たくさんあるやりたいことを曜日別にリピートタスクとして設定する
という方法。
こうすることで、各曜日ごとにやりたいことを分散させることができます。
それぞれの曜日でやりたいこと一つひとつ確実に取り組むことができるでしょう。
これを見て、僕自身も似たようなことをしていることを思い出しました。
僕の場合は、読みたい本がたくさんあるので、本のタイトルをタスクとして登録しています。
とはいえ、リピートタスクにはせず、単発タスクとして、言わば「手動リピート」にしているのです。
リピートタスクにした方が手間が少ないのですが、なぜ、わざわざ手間をかけて「手動リピート」にしているのか。
概要についてはこのツイートで以下のように書いたのですが、テキストだけでは伝わりづらいかもしれないので、実際のスクリーンショットをまじえてご紹介します。
「セクションなし」に全て列挙して、一番上のタスクを実行→飽きたら完了して複製→「セクションなし」に移動、のローテーション。
1日の終わりに「セクションなし」のタスクを全て翌日に移動 サボる日があっても曜日がズレない
たすくまなら日付移動が不要なので、手間が少ない
以下4つについて、一つひとつ見ていきます。
- なぜ「セクションなし」なのか?
- なぜ、わざわざ手間をかけて「手動リピート」にしているのか
- 「サボる日があっても曜日がズレない」とは?
- 「たすくまなら日付移動が不要なので、手間が少ない」の意味
なぜ「セクションなし」なのか?
「セクションなし」とは、その名の通りセクション名の付いていないセクションです。
数字で言えば「0」のようなもので、タスクシュートにおいては「時間のカウントが始まる前の時間帯」という特殊なセクション。
例えば、「今日のどこかで実行したいけど、どの時間帯でできるかはまだ決められない」といったタスクを一時的に置いておく上で便利な場所です。
あるいは、「時間ができたら真っ先に取り組みたいタスクを置いておく場所」としても重宝します。
僕の場合は、以下のように書籍のタイトルを「セクションなし」に列挙しています。
そして、電車での移動中など、ふと手と目が空いたタイミングで一番上にある『ライト、ついてますか?』を開始し、実際に読み始めます(iPhoneの電子書籍アプリでこの本を開く)。
目的の駅に着いたら、たすくまに切り替えて『ライト、ついてますか?』を一時停止。
すると、『ライト、ついてますか?』が複製されます
これを「セクションなし」の一番下に移動。
次にまた本が読めるタイミングがきたら「セクションなし」の一番上にある『日本経済 復活の書』を開始。
読むのを中断したら、同様に『日本経済 復活の書』も一時停止し、複製されたものを「セクションなし」の一番下に移動。
これを繰り返していくと、いつかは現在抱えている読中本が一周します。
「セクションなし」の中でローテーションしていくわけです。
いずれどれかの本が読み終わったら、「一時停止」ではなく「完了」させることでローテーションから外れます。
そうしたら、新しい本をこのローテーションに組み込みます。
あるいは、読んでいる途中で「ちょっと興味が薄くなってきたかな」と思ったときもいったんローテーションから外します。
削除してもいいですし、削除することに抵抗があるなら1週間後あるいは1ヶ月後など、少し先に日付を変更することで、一時的に「見えなくする」のでもいいでしょう。
1週間後なり1ヶ月後なりに再びローテーションに帰ってくるので、その時点で再開するかどうかを決めます。
いったんリストから消すことで、「積ん読本」の圧を下げることができます。
なぜ、わざわざ手間をかけて「手動リピート」にしているのか
抱えている本をすべてリピートタスクにしてもいいのですが、そうなるとリピートタスクの数が膨大になるからです。
また、わざわざ手間をかけることで、「ここまでして読むほどの本か?」という疑問を自分に抱かせる効果もあります。
「ここまでして読む本」のみを厳選する効果が得られます。
もちろん、このような管理の手間と時間を読むことに充てた方がもっとたくさん読めるのかもしれません。
でも、自分が現在どんな本を並行して読み進めているのかを常に手元で一覧で把握できることはリターンとしては小さくないと考えています。
「サボる日があっても曜日がズレない」とは?
例えば、「毎週月曜日は『日本経済 復活の書』を読む」と決めていたとして、その月曜日にタイミングが合わずに読めなかった場合、次に読めるのは翌週の月曜日になってしまいます。
もちろん、火曜日にズラしてリベンジする手もありますが、そうなると火曜日に設定されている本が読めなくなるかもしれません。
こうしたイレギュラーが続くと、めんどくさくなってやめたくなるかもしれません。
そして、曜日ごとということは最大でも7冊しか設定できないため、このあたりも気がかりです。
「たすくまなら日付移動が不要なので、手間が少ない」の意味
TaskChute Cloudは一日の終わりに未完了のタスクが残った場合は、そのままその日の未完了タスクとして残ります。
翌日に改めて実行したい場合は、手動で翌日に移す必要があります。
一方、たすくまは未完了タスクは強制的に翌日に移ります。
これにより、「セクションなし」でその日に読めなかった本については、そのまま次の日にスライドしてくれるため、手動で翌日に移す手間が省ける、というわけです。
もちろん、ローテーションの順番も維持されます。