「うまくいくやろう」とすると、たいていは「うまくいかない」ので…

前回の記事で、

次のようなことを書きました。

一度うまくいったやり方が次回以降も同じようにうまくいくとは限りません

上記以外にも「うまくいくやり方」とか「うまくいく日」といった表現がたくさん登場します。

よくよく考えてみると、この「うまくいく」というのは実にあいまいな表現です。

時と場合によって「うまく」の基準が変わりうるからです。

これは、たまたま訪れた飲食店で「おいしい!」と感じたとしても、日を改めて同じ店の同じメニューを試してみたら「前回ほどはおいしくないな…」と評価が変わることがあるのに似ています。

「次回以降も同じようにうまくいく」という再現性を目指すのであれば、もう少し解像度を上げたいところです。

すなわち、何をどうすれば「うまくいく」が成立するのか、その条件を細かく定義するのです。

ただ、このアプローチが有効に機能することもあれば、逆効果になることもあります。

「うまくいく」ことを狙いすぎると、かえってうまくいかないこともあり得るわけです。

そこで、次の2つのケースについて具体例を交えつつ、どう対応すればいいのかについて考えてみます。

  • 「うまくいく」の解像度を上げた方がいい場合
  • 「うまくいく」の解像度を上げない方がいい場合

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