食事をするように仕事をする

どんなに忙しくても、余程のことがない限り、食事を欠かすことはないでしょう。

そして、改めてこの「食事」という習慣に目を向けてみると、次のような特徴があることに気づきます。

  • 複数回(たいていは3回)に分けて実行する
  • 毎日だいたい決まった時間に実行する
  • 毎日同じものでも構わない場合と変えたい場合とがある
  • 数ヶ月から数年単位でその内容が変化する(巡回する)
  • 他者の影響を受けやすい

要するに毎日欠かさず高頻度(3回)で実行するリピートタスクであり、実行時間帯もほぼ一定であるものの、その内容はランダムに入れ替わるのです。

この「構造」は仕事にも当てはまります。

大枠はある程度は固まっているものの、その中身は入れ替わりが激しい。

あまり変わらない入れ物と、頻繁に変わる中身。

硬い殻と軟らかい身。

現在取り組んでいる仕事について、硬い部分と軟らかい部分を“腑分け”したうえで、いま向き合っているのは硬い部分なのか軟らかい部分なのかを考えてみると、仕事の見え方が変わり、捉え方も変わり、必然的にやり方も変わることになるでしょう。

このあたりについて事例を交えつつ掘り下げてみます。

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