そもそも時間を「うまく」使うとはどういうことか

前回の記事の続きです。

記事の最後で、

「壁」を活用することで、その時々の自分の状態に合わせて時間をうまく使えるようになる

と書きました。

これは言い換えれば「壁」がなければ、時間をうまく使うのが難しくなる、ということです。

この部分を書きながら「時間をうまく使える」とはどういうことについては特に説明していなかったことに気づきました。

それは自明なことであると思ったからですが、改めてこの「時間をうまく使う」について考えてみます。

「どうしてもやめたい習慣」に注目する

以下の記事で、タバコをやめるためにタスクシュートを活用した、という事例が紹介されています。

要約すると、

  • タバコを吸うたびに「タバコを吸う」というタスクをタスクシュートに記録する
  • 「タバコを吸う」の実績記録を週に1回ふり返る
  • タバコが吸いたくなったら、都度代わりに決まった違うことをする

という作戦です。

特に「実績記録をふり返る」ことがポイントのようです。

明確に数えることで、現実がわかります。「こんなにも吸ってたのか」と認識できるため、本数を抑えられる効果があるかもしれません。

そして、「代わりに決まった違うことをする」については「1分着手」ならぬ「1分でも着手はしない」という「1分着手」の逆バージョンが提案されていて「なるほど!」と思いました。

タスクシュートのイベント、100日チャレンジなどで、習慣にしたいタスクを継続するための手法として「1分着手」があります。 習慣をやめたいタスクの場合は、「1分でも着手はしない」となるんでしょうか。。 私は、「一瞬でも思い浮かべるタイミングをなくす」ことだと考えました。

「振り子」の動きを先読みする

さて、ここで「時間をうまく使う」に再び目を向けてみます。

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