残した記録を後から役立てるために

わざわざ時間をかけて記録をつけるのは、それが後から役に立つからです。

というより、後から役立たせたいがために記録に残しているのでしょう。

後から役立たせるには、当然ですがその記録を「ふり返る」必要があります。

では、この「記録をふり返る」を欠かさず実行できるようになるにはどうすればいいか?

そもそも「記録に残してふり返る」のは手段でしかありません。

前日の自分がやり残した想いを可能な限り今日に引き継ぐための手段、です。

では、なぜ「前日の自分がやり残した想い」を今日に引き継ぎたいのか?

それは、前日の自分の実績を活かせるからです。

ゲームで言えば、「前回セーブしたところから再開できる」様子に似ています。

ゲームの場合は、プレイヤーの実績(経験値やゴールド)は意識せずとも自動的にセーブ(記録)されます。

そして、日をまたいで翌日に再開したときには自動的にセーブしたところから再開できます。

もし、ゲームにセーブ機能がなければ、毎日ゼロからやり直さないといけなくなります。

もちろん、ゲームによっては毎回ゼロから始めるからこそ面白い、ものもあるでしょう。

もともとセーブ機能のないゲームもあります。

仕事においても、あらゆることをセーブする必要はありません。

でも、セーブしておいた方が翌日以降に仕事をラクに有利に進められるのであれば、セーブしないのはもったいないでしょう。

ここで問題になるのが、

  • セーブした方がいい「データ」と、しなくてもいい「データ」はどう見分ければいいか
  • セーブした「データ」をどうふり返れば、仕事をラクに有利に進められるのか

という2つ。

今回は1つ目について掘り下げます。

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