ツールの役割分担が崩れたときの組み替えをどうするか

タスク管理ツールはあれこれ併用せず、潔くタスクシュート1本でまかなうのがいいのかもしれません。

げんに、必要に迫られてタスクシュートの仕組みを作った会社員時代の僕はタスクシュートだけで仕事を回していたわけですので。

とはいえ、当時と今とでは仕事内容も立場も環境も異なるために、同じやり方では回らない部分が出てきます。

その結果、やはり必要に迫られる形で新しいやり方を編み出すことになります。

ここで言う「やり方」とは、どんなツールをどのように組み合わせて使うか、そのレシピです。

これまで、内勤、客先常駐、在宅、専門学校など、様々な勤務形態で仕事をしてきましたが、それぞれの形態に合わせてレシピを調合していました。

ある環境にはフィットしたツールが別の環境では役に立たないということがよくあり、同じツールを長く使い続けられることはまれです。

環境の変化だけでなく、ツールそのものが原因になることもあります。

ツールのバージョンアップによって使い勝手が変化することもありますし、ツール自体の開発が終了してしまうこともあるからです。

そんな変化に晒される中でも、タスクシュートだけはずっと使い続けてきました。

もちろん、「開発者だから」ということもありますが、これまでをふり返ると常に

  • タスクシュート+α+β+…

という具合に、タスクシュートをベースに、必要に応じてツールをトッピングのように組み合わせて「やり方」を組み上げてきました。

その意味ではタスクシュートはもっとも「身体」に近い位置づけにあると言えます。

従って、僕にとってのツール選びはタスクシュートに足りない部分をどのように補完するか、という観点で行われることになります。

現状は、以下のツールをタスクシュートと組み合わせて使っています。

  • Evernote
  • Todoist
  • Scrapbox
  • Dynalist

そして、ここ最近の記事でも書いている通り、ここにきてEvernoteのありようが大きく変化したため、ツールの役割分担が崩れつつあります。

例えば、

  • Dynalistでしかできなかったことが、Evernoteでもできるようになった
  • Scrapboxで行うのがベストだった操作が、Evernoteでもそれなりにできるようになった

といったことです。

要するに、Evernoteの比重が高まりつつあるわけです。

ということで、まだ流動的ではありますが、現状の役割分担と、これをどう変えていくかについて考えてみます。

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