タスクシュートを使う前はどうやってタスク管理をしていたのか?
「タスクシュートを使う前」とは具体的には、タスクシュート(と原型となったExcelシート)を使い始めた1998年8月6日より前です。
当時は会社員であり、朝から晩までオフィスでPCに向かって仕事をしていたので、当然PC(もっぱらExcel)を使ってタスク管理をしていました。
PCが使えないときは、紙に手書きでタスク管理をしていました。
ここで言うタスク管理の実態は、
- その日にやるべきこと(タスク)を一箇所に書き出す
- 何にどれだけの時間をかけたのかを逐一記録する
- 仕事中に気になったことや問題に感じたことをメモする
といった、記録作業です。
ここで記録した内容は原則として自分だけが目にするものであり、仕事のアウトプットとして誰かの目に触れることは想定していません。
もし、すべてを記憶できるなら、わざわざ記録する必要はなく、余力は仕事のアウトプットに全振りした方が「生産性」はアップするでしょう。
実際には、すべてを記憶することは難しいので、一定の時間は記録に費やすことになります。
ここで記録にかけた時間は無駄にはならずに、むしろ時間をかけたからこそ、仕事のアウトプットにかかる時間を短くできたり、ミスを防ぐことができたり、といったリターンが得られます。
従って、仕事を速くかつ正確に行う上では記録を軸としたタスク管理が欠かせません。
その意味ではタスクシュートは、それまで紙やPCで何となく場当たり的に行っていた記録作業を、意図的かつシステマティックに行えるようにしたもの、と言えます。
デジタルツールであるタスクシュートを使っている人にとっては、PCもスマホも手元にない状況では記録が残せないため、困ったことになります。
そんなとき、どうすればいいか?
これについて考えてみます。