前回の記事の続きです。
タスクシュートを使い続けていると、リピートタスクが増えていきます。
これらのリピートタスクは日々を「滑らか」に過ごす助けとなってくれます。
一方で、中には時間とともに形骸化し始めるリピートタスクも出てきます。
そのようなリピートタスクは見つけ次第すぐに取り除けばいいのですが、「付き合い」が長くなってくると愛着が湧くのか、取り除き難くなります。
- Aを取り除くならこれを機にBやCも一緒に取り除いた方がいいのではないか
といった迷いが生まれ、次第にリピートタスク全体のバランスに目がいき、その構成をまるごと見直したくなってくる。
前回は「城」というメタファーを用いましたが、まさにイチから築城をやり直したくなるのです。
とはいえ、長い時間をかけて調整を続けることで「滑らか」に流れている部分もあり、これも含めてすべて「ご破算」にするのはしのびなく、「ルーチンオールリセット」になかなか踏み切れない。
これは引っ越しのときに抱える悩みに似ています。
引っ越すことで今の家で感じている不満が解消されることがある一方で、長く住み続けているがゆえに愛着のあるお気に入りポイントが失われてしまう。
引っ越しの場合は、いったん越したら最後、旧居の生活に戻ることはできないため「住めば都」マインドで旧居ロスは時間が解決してくれるでしょう。
タスクシュートのリピートタスクも、ひと思いにすべて削除してしまえばいいのかもしれません。
とはいえ、削除する前にオールリセットの「トライアル」ができると、より安心でしょう。
「オールリセットすると、こういう毎日になるのか」という疑似体験を通して、納得の上で実際のオールリセットに進むか、やはり踏みとどまるかの判断を下すことができるからです。
ということで、実際にこの「トライアル」に今日、取り組んでみました。
僕自身は「たすくま」を使いましたが、タスクシュートツールであればどのツールでも同じことができるはずです。
ということで、以下について書いてみます。
- ルーチンオールリセット・トライアルのやり方
- 実際にやってみて気づいたこと