「あ、この本は気になる!」と思ってAmazonで検索してみると、
- 「前回は2008/03/06に購入」
という表示に出会うことがあります。
「え、すでに買ってた? 読んでた? 忘れてるだけ?」
ということで、本棚を探してみると、確かに見つかったりします。
もし、このような表示がなければ間違いなくもう一度買うことになるでしょう。
Amazonとしてはその方が儲かりますから、わざわざ「前回は~」という表示をすることで得られたはずの売上を失っていることになります。
一方で、Amazonはこのような「サービス」を提供することで顧客の信頼を獲得することができていると考えられます。
顧客にとっては「本はAmazonで買っておけば、同じ本を二度買わずに済む」というメリットが得られることになるため、「Amazonなら間違いない」という信頼感が醸成されるからです。
Amazonは目の前の売上ではなく、ずっと先の繁栄を見すえているわけです。
タスク管理においても、これによく似た原理が働いています。
この原理に注目し、活用することで、Amazon同様に個人レベルでも長期的な「繁栄」を目指すことができるはずです。