これは、タスクシュートに限らないことですが、いわゆるタスクリストにタスクを書き出す際の「粒度」が、そのタスクの実行確率を左右します。
タスクの粒度とはその名の通りタスクの大きさです。
「大きさ」といっても、タスクシュート上で数値化できるのは所要時間なので、タスクの粒度とは事実上「見積もり時間」ということになりそうです。
当然、見積もり時間は短いほどそのタスクの内容はシンプルになり、取りかかりやすく、そして切り上げやすくなります。
とはいえ必ずしも見積もり時間が長くなってはいけない、わけではありません。
そのタスク名を目にしたときに「あぁ、あれね」と即座に何をすべきかを了解し、迷わず手を動かし始めることができれば支障はないからです。
まとめると、タスクの粒度を決める際は次の3つの問いのすべてに「Yes」と答えられるかどうか、が基準になるでしょう。
- タスク名を目にしたときに取りかかりやすい、あるいは切り上げやすいという印象を与えるか?
- タスク名を目にしたときに即座に何をすべきかが分かるか?
- タスク名を目にしたときに迷わず手を動かし始めることができるか?
これらの問い一つひとつについて具体的に掘り下げながら、タスクの最適な粒度を決めるためのチェックリストを作ってみます。