「セクション自由主義」の実際

前回の続きです。

セクション原理主義は、各セクション内で実行するタスクを予め配置しておき、これを厳守しようとします。

もちろん、この通りにできれば問題ないのですが、

  • 見積もり以上に時間がかかった
  • 取りかかろうとしたら別のことが気になり始めた
  • 割り込み対応が発生した

といった理由で“崩れる”ことがままあります。

これが頻発し始めると、原理主義の維持が難しくなります。

  • 記録が追いつかない
  • 調整が間に合わない

といった例外対応に追われることになり「タスクシュートは手間がかかるばかりでメリットが薄い」ということでタスクシュートに挫折しやすくなるのです。

すでにメリットが感じられている方であれば、例外対応にもめげずにがんばれるかもしれませんが、いずれにしてもこのような不必要な手間はできれば減らしておきたいところです。

そこで、前回の記事で「セクション自由主義」について興味を持ったものの、導入には至れていない、あるいは導入はしてみたがイマイチそのメリットが感じられない、という方むけに「セクション自由主義」の実際について書いてみます。

セクション自由主義のポイント

改めて、セクション自由主義のポイントについておさらいします。

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