タスクシュートの強みは続けるほどに安定感が増すことだが…

タスクシュートの残念なところは次の3点です。

  • 1.タスクの開始終了時刻の記録がめんどくさい
  • 2.リピートタスクが増えると収拾がつきにくくなる
  • 3.効果を実感できるようになるまでに時間がかかる

使い始めたその日から仕事の効率が“爆上がり”することはなく、むしろ「こんな風にちまちま記録に残しているヒマがあったら一つでも二つでも仕事を片づけた方が効率がいい」と感じる方のほうが多いでしょう。

一度実行したタスクをリピートタスク化することで、次回以降はそのタスクの記録の手間を軽くできますが、今度は一日の最初にその日のデイリーリストを取りかかる順番に並び替えるという新しい手間が生まれます。

もちろん、タスクシュートを使わなくてもその日の「やることリスト」を作るのであればこの種の手間は避けられません。

それでも、白紙から「やることリスト」を作るのに比べると、タスクシュートは前日までの実績をもとに“生成”されるリピートタスクを“主成分”とするデイリーリストはどうしても“混み合い”がちです。

リストの「圧」が高まるのです。

そんなタスクシュートですが、これらの“向かい風”にめげることなく使い続けることができれば、あるとき不意に“無風状態”とでもいうべき、圧倒的な安定感が得られるようになります。

ただ、この安定感が実はくせ者です。

このあたりについて掘り下げてみます。

安定感は増すが…

関連記事