タスクシュートを作ったときのことを改めてふり返るべく、当時(1998年8月)の日記を読み返していました。
日記は、1994年(大学3年)の6月からPCで毎日寝る前に書いていました。
最初はWindows標準の「メモ帳」アプリを使っていましたが、次第により高い“解像度”で記録を残したいと考えるようになり、DBproというデータベースソフトに切り替えました。
- 年月日、開始時刻、終了時刻、日誌、日記
という5つのフィールドを作り、それぞれ以下のように内容を入れていきます。
- 951101|11:08|11:46|日誌。|
- 951101|11:48||P社に電話:企業広報論の飲み会予約。|
- 951101|11:52|12:55|日誌反省:ザウルスに転送。|
- 951101|12:55|13:09|シャワー浴びる。|
- 951101|13:09|13:23|昼食:マーボー豆腐、お好み焼き。|
- :
- 951102|09:08|09:12|企業広報論の自己PRなどちょっと考える。|トップダウン的に自分の資源を抽出して考えていこうと思った。
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- 951104|13:19|13:34|シャワー浴びる。|日誌に記入し忘れたことを思い出す。こういうところでもメモできるとよいのだが。
日誌と日記の違いは、出来事と感想であり、タスクシュート的には「タスク名」と「タスク実行後のコメント」ということになります。
上記の例では、下2つの「トップダウン的に~」と「日誌に記入し忘れたことを~」の部分が日記にあたります。
それ以外は、日誌のみ、つまりやったことの記録に留まっています。
改めて見ると、項目として開始・終了時刻もあり、この時点でタスクシュートの原型が完成していたことになります。
当時は、しかし、スマホのような持ち歩けるテキスト入力デバイスはありませんでした。
では、どのようにして開始・終了時刻を保持していたのか?
つまり、パソコンから離れている間は、開始・終了時刻と日誌の内容をどこかに書き留めておく必要があります。
僕自身もその手段のことをすっかり忘れていたのですが、これについても日記に書いてありました。
これについては後述しますが、なぜタスクシュートを作ったときのこと改めてふり返ろうと考えたのかというと、そもそもどんな背景でタスクシュートを作ることになったのかを再度確認したくなったからです。
- 当時の自分がどのような課題を抱えていたのか
- その課題をタスクシュートがどのように解決したのか
というあたりです。
もちろん、ある程度は記憶していますが、今回改めて当時の日記を読み返してみて、当然ではありますが記憶にないことが次々と出て、実は忘れていることがほかにもたくさんあるのではないかと気になり始めました。
このあたりを再確認することで、僕自身はもちろん、これをお読みいただいている方のタスクシュートに対する理解が深まるのではないか、と考えています。