タスクシュートというタスク管理手法に取り組み始めてから今年で25年目となりました。
1998年に現在の「TaskChute2」(Excel版)の原型となるExcelシートを作ったところが始まり。
同ファイルのタイムスタンプは1998年8月6日 10:33:35。
当時は会社員3年目で、ちょうどその日の朝に上司からの急な指示があり、まとまったボリュームのドキュメント作成の仕事を10日で仕上げることになりました。
この仕事を期限に遅れることなく仕上げるために、必要に迫られて作ったのが上記のExcelシートです。
当時は「タスクシュート」という呼び名はもちろんありませんでしたが、
- 終了予定時刻
- タスクごとの見積もり時間
- タスクを取りかかる順番に一列に並べる
という3つの要素はありました。
そこから、少しずつ項目や機能を追加していき、以降の仕事はこのExcelシートで管理していました。
2000年3月に退職し、翌月からフリーランスとして活動を始めてからもこのExcelシートが活躍。
そこから12年かかりましたが、2012年にTaskChute2(Excel版)としてリリースに漕ぎ着けました。
その後は、2014年に「たすくま」(iPhone版)、2016年に「TaskChute Cloud」が相次いで登場。
タスクシュートができるツールは3つになりました。
どれか1つ、あるいは複数を併用している方もいらっしゃるでしょう。
僕自身は何を使っているか?
これまでに次のような変遷を経てきています。
- 1998年8月~2013年8月 TaskChute2(Excel版)のみ
- 2013年8月~2019年7月 TaskChute2(Excel版)+たすくまの併用
- 2019年7月~2019年11月 TaskChute Cloudのみ
- 2019年12月~2022年9月 たすくまのみ
そして、2022年9月28日より「TaskChute Cloud+たすくまの併用」を開始しました。
当然、併用するということはツールが1つ増えるわけですから手間も増え、注意も分散してしまいます。
その分、たすくまのみでは得られないメリットが得られます。
ということで、10月のTCジャーナルは「たすくまとTaskChute Cloudの併用事例」を実況中継しつつ、
- 2つのツールの間でどのように役割分担すればいいか
- 併用することでどんなメリットが得られるか
- 併用する上でやった方がいいこととやらない方がいいこととは
- 正確な終了予定時刻を知るにはどうすればいいか
- それぞれの強みを最大限に引き出すにはどうすればいいか
といったあたりを中心に掘り下げていきます。
すでに同じ組み合わせで併用している方はもちろん、併用を検討している方、どれか1つのみをお使いの方にも「併用のリアル」を通してより最適な使い方のヒントをお伝えできればと思います。