時間の一括払いと分割払いを使い分ける・その1

今から26年前の1997年2月1日(土)に、生まれて初めてのクレジットカードの分割払いを体験しました。

東芝の「Libretto30」という超小型ノートPCがどうしても欲しくなったのですが、当時社会人1年目だった僕には一括で購入できる資金余力がありません。

残された選択肢は次の2つ。

  • 購入資金が貯まるまでじっと耐える
  • 手数料を支払ってでも分割払いで今すぐ手に入れる

そもそもなぜLibretto 30が欲しくなったのかというと、週明けの2月3日(月)から外勤になり、往復2時間の通勤時間が生活の中に生じるからでした。

すでにノートPCは持っていましたが、毎日持ち歩くのには重すぎ、電車の中で開くのには大きすぎたため、通勤中に使うのなら何としてもLibretto 30が必要だったのです。

Libretto 30の重量は840gで、今で言えばiPadくらいの重さであり、通勤の供としてはジャストサイズ。

これで、自宅のノートPCでしかできなかったことが移動中にLibretto 30でできるようになりました。

話を分割払いに戻します。

定価198,000円のLibretto 30の新品はぺーぺーには手が届かなかったため、半額の中古品を99,997円で購入。

半額になっても依然としてハードルは高く、10回の分割払いでクレジットカードを切ったのでした。

当然、手数料は上乗せされますからトータルで支払う金額は高くつきます。

それでも、土日の時間をセットアップに充てて週明けの最初の通勤から「実戦投入」できるのなら安いもの。

かくして、その後の2ヶ月は快適な通勤時間を満喫することができました。

ところで、分割払いというものは一括払いができない場合の代替手段です。

そして、お金と同様に、時間についても一括払いと分割払いの2つの使い方があることに気づきます。

その場で最後まで終わらせるためのまとまった時間が取れない状況、すなわち時間の一括払いの余力がない状況では、必然的に分割払いで少しずつ進めることになります。

そして、タスクシュートはこの「時間の分割払い」を無理なく遅滞なく進める上での強力なパートナーになってくれます。

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