時間の一括払いと分割払いを使い分ける・その2

前回の続きです。

支払いには一括払いと分割払いの2種類がありますが、時間についても一括払い的な使い方と分割払い的な使い方がある、という内容でした。

時間における一括払いと分割払いの違いは次の通りです。

  • 一括払い:仕事が発生する都度その場で取りかかり、そして最後まで終わらせる
  • 分割払い:仕事が発生してもすぐには取りかからず、日を分けて少しずつ進める

お金と同様に時間についてもなるべく「一括払い」で済ませた方が「金利」を負担せずに済みます。

時間における「金利」とは、管理の手間です。

管理の手間とは、

  • 現在少しずつ進めている仕事をもれなく把握しておく
  • それぞれの仕事をどこまでやったかを記録しておく
  • 次はどこから再開すればいいかを分かるようにしておく

といった作業にかかるコストです。

一度に一気に終わらせなくても済む代わりに、こうした「手数料」が必要になるわけです。

具体的には、プロジェクト管理ツールを操作する時間です。

あるいは、誰かほかの人にその仕事の一部を任せるのなら、その人とやり取りする時間も「手数料」に含まれるでしょう。

仮に、あらゆる仕事を「一括払い」だけで対応できるなら、こうした「手数料」は不要になります。

でも、現実には「分割払い」で対応せざるを得ない仕事が大半であり、そうであればあとはこの「手数料」をいかに抑えるかに注力することになります。

次の順番で取り組んでいくのがいいと思います。

  • 「分割払い」を分割する
  • 「分割払い」の手数料を引き下げる

一つひとつ見ていきます。

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