毎日、たくさんのWebの記事を読みます。
僕にとっては大きく分けて次の3種類があります。
- 1.RSSリーダーで購読しているブログやニュースサイトの記事
- 2.SNSやメールで流れてくる記事
- 3.調べ物をしていて目に留まった記事
1は、「読む」と決めて主体的に取りに行っている情報。
2は、1とは逆に受動的に流れ込んでくる、自分の「網」では捕らえきれなかった情報。
3は、調べ物と直接関連しないものの、自分の関心を引いた情報。
Webの記事に限らず、何かを読むときには次の2つのステップを踏むことになります。
- 1.読むかどうかを決める(選ぶ)
- 2.読む
つまり、2つのタスクに分けることができるわけです。
もし、読むかどうかを決めた上で、その場で読み始めるとしたら、2つのタスクをまとめて行う、すなわちマルチタスクで実行することになります。
僕自身は、この2つは別のタイミングで実行したいと考えており、実際に分けて実行しています。
例えば、RSSリーダーであればタスクシュート上に「RSSリーダーチェック」というリピートタスクがあり、この中では、読む記事を決めることに徹します。
これは見方を変えれば、RSSリーダー上の未読記事のうち、読まない記事を取り除く行為ということになります。
こうして、読む記事だけを残したら、次はいよいよ「読む」に移るのですが、そのためのリピートタスクはタスクシュート上には用意していません。
つまり、読むための時間はタスクシュートでは確保していないのです。
ではいつ読むのか?
それは、移動中や待ち時間です。
そのようにして読んだ記事のうちの概ね3割程度は「後で活用できそう」ということでメモに回ることになります。
記事を読んで思いついたことを記事のURLとともにEvernoteに保存します。
一方、残りの7割の記事は読み終えたらそのまま忘れてしまいます。
そのときには「後で活用できそう」という引っかかりが感じられなかったために、メモの対象にならないわけです。
悩ましいのは、数日後に「そういえば、最近これに似た話を何かの記事で読んだぞ」という引っかかりが生じたときです。
メモの対象となった記事であればEvernoteを探せば見つけ出せますが、メモの対象にならなかった記事は探しようがないのです。
キーワードを覚えていれば、Google検索で見つけ出せるでしょう。
でも、一度は自分の中を通過した記事であれば、「外海」で探し直すのではなく、「内海」で見つけ出せた方が探す時間も手間も少なくて済むはずです。
では、どうすればいいか?