リアルタイムに記録に残すと実行確率が上がる

前回の記事の続きです。

記事の最後に以下のように書きました。

タスクシュートを「通す」ことで、後から自分の行動をふり返ることができる

「通す」とは、何かを実行するときには必ずその行動にタスク名をつけてタスクシュートに追加し、開始時刻と終了時刻を入力する、ということです。

例えば、サーキュレーターの掃除に取りかかろうと思ったら、その前に

  • サーキュレーター掃除

というタスクをタスクシュートに追加した上で、開始時刻を入力します。

すると、記録上は自分は「サーキュレーターの掃除」に取り組んでいることになります。

この記録に沿う形で実際に「サーキュレーターの掃除」に着手。

その結果、現実の行動とタスクシュート上の記録とが一致します。

そして、掃除を終えたら、終えた時刻をタスクシュートの終了時刻に入力。

再び、現実の行動とタスクシュート上の記録とが一致します。

このように、行動と記録とが常に一致する状態を維持することで、つまり、リアルタイムに記録に残すことで、記録の付け忘れを限りなくゼロにすることができます。

もちろん、記録の付け忘れをゼロにするより、やるべきタスクの実行漏れをゼロにする方が優先度は高いでしょう。

でも、やるべきタスクの実行漏れをゼロにするためには、やるべきタスクをリストアップした上で、実行したタスクについては実行記録を何らかの形で残す必要があります。

さもないと、「やるべきタスクの実行漏れをゼロ」にできたかどうか確かめようがないからです。

もう1つ、行動をリアルタイムに記録に残す効用があります。

それは、「今やっていること」を見失わずに済むこと。

「今やっていること」など見失うはずがないと思われるかもしれません。

でも、人はしばしばこれを見失うのです。

関連記事