計画は立てた方がいいか、立てなくてもいいか。

『スティーブ・ジョブズ』というコミックに以下のようなくだりが出てきます。

こういう病気をしているとね、自分は死ぬんだっていう意識がずっとあって、おかしな事を考えてしまうんだ。 1年以上先の計画を立てなくなってしまうなんて悲し過ぎるよね。

これは、言うまでもなく死期が迫ったスティーブ・ジョブズの言葉です。

このくだりを読んだときに僕は気づきました。

計画を立てられるということは「この計画が完遂するまでの間は自分は生き続けている」と本人は当然のように考えていることに。

「計画の途中で死ぬ」という想定がそこにはないのです。

もし「途中で自分が死ぬとしたら」という想定も織り込んだ計画を立てるとしたら、実に悲壮な決意が必要でしょう。

一方で、計画を立てる背景には「いつか死ぬ」からこそ限られた時間を有意義に過ごしたい、という暗黙の前提が感じられます。

結局、計画は立てた方がいいのか、立てなくてもいいのか?

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