タスクシュートで残した記録を「伝票」のように扱う

新しいEvernoteアプリを使い始めて今日で5日目となりました。

以前とは使い勝手が変わったために違和感を覚えることも多々ありますが、一方で旧アプリではできなかったことができるようになっていることもあり、全体としては満足しています。

新アプリでできるようになったことは以下です。

  • 1.リアルタイム自動同期
  • 2.展開折り畳み機能
  • 3.アーカイブとしての役割が強まった

まず、1については、これまでは同期ボタンがあり、このボタンを押さない限り同期されませんでした。

Webメールが当たり前になる以前に使っていた、インストール型のメールソフト(メーラー)に送受信ボタンがありましたが、これと同じ位置づけです。

その意味では、Evernoteは今さらながらようやくメーラーからWebメールに進化したということになります。

いちいち同期ボタンを押さずに済むのは改めて快適に感じます。

次に、2についてはこのツイートでご紹介している通り、長い文書を見出しごと、あるいは箇条書きの項目ごとに展開・折り畳みができる機能です。

そして、3については少し説明が必要でしょう。

Evernoteに保存する情報は「ノート」という単位で扱われます。

文章も画像もWebクリップも、いずれもこの単位に規格化されているわけです。

これにより、1行のみのノートでも、30枚の画像からなるノートでも、テキストと画像からなる長文の記事をクリップしたWebクリップのノートでも、同じ1つのノートとして扱うことができます。

この認識は新アプリを使い始めても変わらないのですが、旧アプリに比べると応答速度がかなり落ちているために、Evernoteに保存した情報にどんどん加筆していく、というような使い方はやりづらく、それをするなら応答速度の速いアプリに転記した上で行いたい、という想いが強くなっています。

応答速度の速いアプリとは僕にとってはScrapboxが該当します。

つまり、Evernoteはとりあえず保存する場所であり「全文」が参照できるのに対し、ScrapboxはEvernoteに保存した情報の一部を加工する場所であり、必要な部分のみがEvernoteから転記されることになります。

経理でいえば、Evernoteは総勘定元帳であり、Scrapboxは補助元帳ということになるでしょうか。

別の喩えを用いるなら、Evernoteは日々すべての行動についての「伝票」が保存されており、このうち特定のプロジェクトについての「伝票」だけを選り分けて扱いたいときはScrapboxに転記するイメージです。

「伝票」ですから、少なくとも以下のような項目が含まれます。

  • 起票日
  • 取引相手
  • 取引内容

タスクシュートの記録で言えば、

  • タスクの実行日
  • そのタスクが属するプロジェクト
  • そのタスクの実行内容や所感

ということになります。

では、Scrapboxに転記することで、どんないいことがあるのか?

関連記事