【全文無料】なぜ記録が必要なのかについて極めて深く納得できた話

「睡眠中は記憶が整理される」という話は以前からどこかで読んだか聞いたかで知っていました。

この知識が最近アップデートされました。

『文藝春秋SPECIAL2017年夏号(脳と心の正体)』で、以下の記述を読んだことによります。

脳は寝ているときも働いています。マインドセットという記憶の塊を最適化するために情報の整理を行っています。

寝ているときに脳内では、いろいろな情報がおそらくランダムに呼び出されて、生命の大原則に沿って自分に必要な情報を取捨選択しているのです。

目を引いたのは「生命の大原則に沿って自分に必要な情報を取捨選択」という部分です。

生命の大原則とは「生き残る」ことでしょう。

「生き残る」うえで必要な情報はキープされ、不要な情報は捨てられるわけです。

ここで僕が「そうか」と合点がいったのは、「生き残る」うえで不要であっても、自分の関心を強く引く情報は記録に残します。

記録に残すことで、睡眠中に捨てられてしまっても、手元に残すことができることになります。

ちょうど、PCを再起動する際に、編集中のファイルに名前をつけて保存するようなイメージです。

おそらくPCのOSはPCの正常な稼働にとって重要なファイルについてはユーザーが明示的に保存する操作をしなくても、しっかりと保存しているはずです。

でも、ユーザーが作ったファイルはユーザー自身が保存をしないと失われてしまいます。

同じことが人間のOSである脳においても行われていたわけです。

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