記録を取り続けることで生じるデメリットを乗り越えるために

タスクシュートはレールに似ています。

レールに沿って進む、すなわちレールをなぞりながらそこに書かれている過去の自分からの「指示」に従って行動を起こしていくからです。

これにより、文字通り脱線せずにまっすぐに前に進むことができます。

途中でレールから外れることもありますが、「外れた」と認識できるのはそもそもレールという本線に沿って走っているからです。

外れるときは「あ、自分はいまレールから外れようとしているな」と明確に意識できるのです。

  • 誰かから話しかけられたり、電話がかかってきたり、といった外部要因で外れる

こともあれば、

  • 「あれはどうなっているんだっけ?」と不意に気になってそれについて調べ始める、という内部要因で外れる

こともあります。

いずれにしても、外れる直前まできちんとレールに沿って走れていれば、どこで外れたかのポイントを後から見つけるのは容易です。

レールに沿って走ることに加えて、そのときどきで実際にどのように走ったのかの記録も残しています。

開始時刻と終了時刻が「基本データ」となりますが、必要に応じて「タスク実行後のコメント」を「追加データ」として残します。

「追加データ」は以下のようなメモです。

  • この手順で進めるのが良さそう
  • こういうことが起こるので注意する
  • 事前に○○をしておいた方が良い

これらのメモがあることで、明日以降に同じような行動をとる際の道しるべになります。

うまくいったやり方を再現でき、うまくいかなかったやり方を回避できます。

とはいえ、このようにして「追加データ」を残し続けると、デメリットも生じます。

記録を取り続けることで生じるデメリット

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