タスクシュートにおける「通知」の考え方

タスクシュートはなるべく「通知」に頼らずに仕事を進めるメソッドだと考えています。

ここで言う「通知」とは

  • あるタスクの開始あるいは終了タイミングを思い出させる

ためのものです。

適切なタイミングに通知がセットされている限りは必要なタイミングまでそのタスクのことは忘れていてもよくなります。

これにより、目の前のいま集中すべきタスクに注意をふり向けることができるようになります。

ただ、個人的にはここにやや不安を覚えます。

必要なタイミングになるまで通知されないことに対して、です。

例えば、メールを書いている最中に突然

  • はい、今から会議の時間です!

という通知が来たらどうでしょう。

当然、メールを書くのを中断し、いそいそと会議の準備を始めることになります。

確かにあらかじめ通知をセットしておくことは有用なのですが、すべて通知に頼ることは常に通知に「割り込まれる」ことを受け入れるということになります。

そうならないためにも、会議の通知であれば

  • あと5分で会議の時間です!

という具合に、「予鈴」的な通知にすることで、中途半端なところでメールを切り上げずに済むかもしれません。

でも、5分でも依然として足りないこともあるでしょう。

では10分前なら足りるのか? 15分前の方がより安心?

このように考え始めると、通知の意味が薄れてきます。

  • あと30分で会議の時間です!

という通知は、さすがに早すぎるでしょう。

会議室まで徒歩25分かかるなら話は別ですが、その場合は会議の前に「会議室に移動」というタスクが作られるはずです。

では、どうすればいいか?

それは、なるべく「通知」に頼らずに済む体制にすること。

今回はこれについて考えてみます。

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