なぜタスクシュートには「セクション」があるのか?

現状、どのタスクシュートツールにも「セクション」があります。

セクションとはもともとは「区画」という意味であり、タスクシュートにおけるセクションは一日をいくつかの時間帯ごとに分けた一つひとつの区画を指します。

一日のうち実質的に使える時間は24時間から睡眠時間を差し引いた時間です。

例えば、睡眠時間が6時間の人であれば、18時間。

この18時間という時間は、サイズが大きいためこのままではうまく使えません。

いっさい仕切りのないカバンのようなもので、中のモノを取り出すときに目的のモノを見つけるまでに時間と手間がかかりますし、大きすぎるために全体としてどれぐらいのモノを入れられるのかも見当が付けづらい。

そこで、仕切り板で収納スペースを小分けにすることで、使い勝手を良くします。

このとき、小分けにした一つひとつのスペースがセクションです。

例えば、以下は僕が愛用しているエブリデイバックパックというバックパックです。

▼上から見た図

▼側面から見た図


この動画をご覧いただくと、このバックパックの特徴がよく分かります。

必要に応じて仕切り板の枚数や位置を調節できるため、その日の外出目的に合った「セクション構成」でモノを持ち出すことができます。

時間についても同じ調節ができると何かと便利。

そのように考え、開発の早い段階でタスクシュートにセクションを追加しました。

今回は、このセクションが追加された背景とその効用について改めてふり返ってみます。

関連記事