「セクション」ごとに何をやるかの最適解をどう決めるか・その1

電車で移動する際、何度か乗り換えを行う場合はあらかじめそのルートを把握しておくと慌てずに済みます。

例えば、以下のようなルートです。

  • 東急東横線で菊名駅から渋谷駅に行く
  • 渋谷駅で都営副都心線線に乗り換える
  • 都営副都心線で渋谷駅から雑司が谷駅に行く
  • 雑司が谷駅から鬼子母神前駅まで歩く
  • 都電荒川線で鬼子母神前駅から新庚申塚駅まで行く

各区間はタスクシュートで言えばセクションに当たります。

  • 東急東横線での菊名駅から渋谷駅までの区間
  • 都営副都心線線での渋谷駅から雑司が谷駅までの区間
  • 徒歩での雑司が谷駅から鬼子母神前駅までの区間
  • 都電荒川線での鬼子母神前駅から新庚申塚駅までの区間

路線検索アプリの検索結果画面を見ると、よりセクションらしさが感じられます。

  • 菊名-渋谷セクション
  • 渋谷-雑司が谷セクション
  • 雑司が谷-鬼子母神前セクション
  • 鬼子母神前-新庚申塚セクション

とりわけ、わずか5分の「雑司が谷-鬼子母神前セクション」は休憩のためのセクションのように見えます。

こうして、全工程を複数のセクションに分けることで、それぞれのセクションごとに何をすればいいのかが明確になります。

というより、電車移動においてはセクションごとにできることが決まっている(=その路線から外れることはできない)ため、何をすればいいかを考える必要はない、という方が正確でしょう。

タスクシュートにおいても、各セクションごとに何をすればいいのかが決まっていると、調整の余地が最小限に抑えられるため、一日全体のプランを素早く立てることができ、その後の実行もスムーズに運ぶでしょう。

では、各セクションごとに何をすればいいのか、その最適解はどのように決めればいいか。

これについて考えてみます。

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