前回の記事の続きです。
「コントロールされた波乗り」について「コントロールされていない波乗り」と比較しながらその実体に迫りました。
ひと言でいえば、「コントロールされた波乗り」は人工的に作られた波に乗る行為であり、「コントロールされていない波乗り」は自然の波に乗る行為です。
当然、前者の方が再現性が高く、事前に準備ができるので乗りやすいでしょう。
一方、後者はライブであり、アドリブでの対応が求められるために波に乗れたり乗れなかったりします。
前者は安定感が高い半面、退屈に感じられがちです。
一方、後者は不安定ですが、だからこそ良い意味で緊張感が高まり、退屈している暇がありません。
従って、両者が程よいバランスでミックスされた一日は目指したい理想形と言えそうです。
とはいえ、このバランスの追求は簡単ではありません。
コントロールできるのは文字通り「コントロールされた波乗り」部分だけであり、それ以外は丸腰で臨むことになるからです。
事前にどれぐらいの時間を「コントロールされていない波乗り」のために確保しておけばいいのかが分からないまま一日を始めることになり、走りながらバランスを取っていくことになります。
この感覚はどこか見覚えがあります。
そういうゲームがあったのです。