以下の疑問について考えてみます。
ここで言う「トイレ」とは、抽象化すると、
- 毎日くり返し行う、タイミングも回数も不定な行動
ということになります(文脈的に「小」のほうでしょう)。
どんなことでも、記録に残すことによって、その行動の現状を把握することができます。
なぜ「その行動の現状」を把握したいのか?
それは、その行動を増やす、あるいは減らすことによって何らかの目的が達成できるという期待があるからです。
続けたい行動は記録に残す
たとえば、レコーディングダイエットは、食べたものを記録し続けることによって「食べる」という行動の現状が把握できます。
記録を読み返すことで、自分がいつ何をどれくらい食べているのかが分かります。
この記録を続けていると、必然的に「食べる」という行動に強く意識が向くようになるでしょう。
記録を読み返すたびに、
「今日はけっこう食べたけど、昨日はどれぐらい食べたんだろう?」
という疑問が浮かぶようになります。
記録がなければ、前日に何をどれぐらい食べたのかを正確に振り返ることは難しいでしょう。
記録があれば、前日に何をどれぐらい食べたのかを正確に知ることができます。
正確に知ることができれば、自分が何をどれぐらい食べたのかを時系列で比較できるようになる。
この“タイムライン”を遡っていくことで「どうしてこうなった?」を突き止められます。
「自分はいかにして今の体重に至ったのか」が分かるわけです。
同時に「このままのペースで食べ続けると、今後どんなことが起こるのか」についても何となく予測できるでしょう。
- 「これまで」を可視化し、
- 「これから」を予測できるようになることで、
- 「イマココ」の自分がどんな行動を起こせばいいのかが分かるようになる。
これが、記録とふり返りの効用です。
「毎日くり返し行う、タイミングも回数も不定な行動」の事例
前置きが長くなってしまいましたが、本題です。
「毎日くり返し行う、タイミングも回数も不定な行動」をどのように記録するか?