仕事においてもっとも難しいことはそれを「終わらせる」ことでも「続ける」ことでもなく、「取りかかる」ことです。
「終わらせる」には一定時間「続ける」必要がありますが、「続ける」ためにはまず「取りかかる」必要があるからです。
「取りかかる」ことができて初めて、「続ける」ことや「終わらせる」ことについて考え始めることができます。
言い換えれば、まずは「取りかかる」ことだけに全力を傾ければいい、ということになります。
「続ける」技術や「終わらせる」方法について考えるのは「取りかかる」ことができた後でもいっこうに構わないのです。
これは仕事に限らず、勉強や家事や趣味にも当てはまるでしょう。
タスクシュート上で、その日に予定しているタスク群を取りかかる順番に並べていたとしても、その順番通りに取りかかれるとは限りません。
誰しも、
- 「いつもこのタスクでつまずく」
というタスクが1つや2つはあるはずです。
これまでにも、この「取りかかり問題」についてTCジャーナル上で様々な形で取り上げてきましたが、改めて9月の1ヶ月間を使って、徹底的に掘り下げていこうと考えています。
「××すれば取りかかりやすくなる」という、それを知った直後から劇的に仕事に取りかかりやすくなる“ライフハック”もあるとは思いますが、そのようなテクニックではなく、
- 何が取りかかりを妨げているのか
という問いとともに、この「取りかかり問題」に取り組んでいきたい。
当然、人それぞれに「取りかかり」を妨げている要因があるでしょう。
それゆえに、対処法も人の数だけ必要になるかもしれません。
それでも、同じ人間である限りは、一定のパターンに収束できるのではないかと考えています。
そこで、これを読んでくださっているあなたにお願いです。
- 私はこのようなタスクが苦手で、先送りすることが多いです…
- 僕はかれこれ数ヶ月以上、このタスクを見て見ぬふりを続けています…
といった「マイ・取りかかり問題」をシェアいただきたいのです。
この記事へのコメントでも、メールへの返信でも、いずれの形でも構いません。
いただいた「ユア・取りかかり問題」を手がかりに、「取りかかり問題」の攻略を進めていきます。
今回は、言い出しっぺの僕の「マイ・取りかかり問題」をシェアするところから始めます。