【全文無料】2021年12月のタスクシュート・ジャーナルまとめ

2021年12月に投稿した全記事のまとめです。

「これは何のことだっけ?」と気になった記事があれば、その記事タイトルをクリックしてください。

該当記事を読むことができます。

タスクシュートの3つの効能

3つの効能とは以下です。

  • 記憶を補完する
  • やり忘れを防止する
  • 今やるべきことと後でもいいことを分別する

これらはタスクシュートなしの“自力”でも得られる効能ですが、タスクシュートを使うことでより安定的に得られるようになります。

タスクシュートが窮屈に感じられたら

タスクシュートは、記録をベースに自分にとってもっとも快適に過ごせるような仕組みを構築するためのツールです。

それでも、時間とともに心境や環境の変化により、この仕組みが窮屈に感じるようになることもあります。

そうなったら、調整をかけましょう。

調整が煩わしく感じる場合は、タスクシュートに対する認識を少し変えてみることで、再び快適さを取り戻せる、あるいは新たな快適さを手に入れることができます。

後半ではプロンプトとフェイディングというキーワードでリピートタスクを捉え直す方法をご紹介しています。

新しい仕事のやり方を定着させるには

タスクシュートに限らず、新しい仕事のやり方を身につけようとするときは、ほぼ例外なく次の5つの段階を踏むことになります。

  • 1.↑期待度マックスで取り組み始める
  • 2.↓不慣れなために作業負荷が増大する
  • 3.↑慣れてきて効果を実感し始める
  • 4.↓システムの階段を踏み外す
  • 5.↑完全に定着する

たとえば、タスクシュートを新しく使い始めたときは、

  • 1.↑これまで悩んできた問題のいくつかが解消できるかもしれない!
  • 2.↓いちいち開始終了時刻を入力するのが面倒、というか忘れる…
  • 3.↑仕事を1つ終えるたびに「次に何をするか?」で迷わなくなった!
  • 4.↓…と思ったらタスクの量が多すぎて身動きが取れなくなった…
  • 5.↑何をすればうまく機能し、何をするとうまく機能しなくなるかが把握できた!

という5段階です。

各段階ごとにどんなことが起こるのか、それに対してどのように対処すればいいのかについてまとめています。

キーワードは「制御システム」です。

タスクシュートが「アイテム回収ゲーム」だとしたら

タスクシュートは使い始めこそ、白紙からスタートしますが、使い続けるうちにある程度決まったルートを毎日くり返し辿ることになります。

もちろん、日によってルートが変わることもありますが「どんな日でも必ずここは通る」という必須スポットとでも呼ぶべきポイントがいくつかあります。

たとえば、睡眠、食事、通勤、ミーティングといった行動です。

それぞれは毎日ほぼ同じタイミングで行われることになるため、それ以外の行動は必然的にこれらの間に差し込まれることになります。

こうして毎日その日のルートを設定したうえで、一日を過ごす。

この動きはゲームで言えば、ルートを辿りながら、各スポット(=行動)でアイテムを回収していくイメージと重なります。

睡眠なら「疲労回復」、食事なら「栄養補給」、通勤なら「移動距離」、ミーティングなら「議事録」といったアイテムです。

そう考えると、タスクシュートは一日というフィールド上で予め用意されたアイテムを回収していくゲームになぞらえることができそうです。

ゲームになぞらえることで、タスクシュートに対する認識も変わるでしょう。

では、タスクシュートというゲームで得られるアイテムとはどんなものでしょうか?

タスクシュートにおける「ノーマルモード」と「エディットモード」の違い

「エディットモード」とは、ファミコンのパズルゲームの多くに搭載されていた、自分で独自のステージをデザインできる機能です。

このエディットモードは実はタスクシュートにも搭載されています。

最初は、あらかじめ用意されたステージを攻略する「ノーマルモード」から始まりますが、続けるうちに少しずつ「エディットモード」に移行していくのです。

2つのモードの違いと、モードごとの向き合い方についてまとめています。

タスクシュート上にある「取りかかるのが難しいタスク」を“溶かす”

リピートタスクであれ、単発タスク(非リピートタスク)であれ、デイリーリスト上にあるタスクの中には必ず、

  • 取りかかるのが難しいタスク

が一つはあるものです。

一つでは済まないかもしれません。

一日の初めに、その日のデイリーリストにざっと目を通したとき、この「取りかかるのが難しいタスク」を見つけたら、そのままにせずに“溶かす”ことをおすすめします。

どういうことか?

その日のデイリーリストの完了率を高めるためのチェックリスト

タスクシュートを使っていれば、その日の最初にやることは、

  • 今日のデイリーリストを確認する

になるでしょう。

デイリーリストは言ってみればその日の「注文リスト」ですから、上から順に注文に対応していけば、その日を無事に終えることができます。

そうなると、対応を始める前に次の2つの確認が必要です。

  • 1.デイリーリストに過不足はないか?
  • 2.デイリーリストの中に対応できないものは含まれていないか?

この2つの確認をより細分化し、「その日のデイリーリストの完了率を高めるためのチェックリスト」としてまとめています。

メルマガやWeb記事の読み上げインプットからメモして活用するまでの3ステップ

このTCジャーナルのような、メルマガやWebで読める記事についてはほぼ例外なく読み上げでインプットしています。

目でサッと読めてしまう程度の1,000字未満の短い記事であれば、わざわざ耳を使わずとも、つまり読み上げを駆使しなくても消化できるでしょう。

それでも、ファーストコンタクトは読み上げで接するようにしています。

読み上げの後、その記事の中に

  • 改めて詳しく確認したい記述
  • 自分でも試してみたいハウツー
  • 買って読んでみたい本

などがあれば、メモしておきます。

このメモをあとから読み返し、活用します。

以上の、

  • 1.読み上げインプット
  • 2.インプット後のメモ
  • 3.メモの読み返しと活用

という3ステップについて詳しくご紹介します。

日々のTCジャーナルが読み切れずに、時間が空いたときにまとめて読んでいる、あるいは読めずにいる記事がある、という方はぜひこの3ステップを試してみてください。

この記事で紹介している方法を身につければ、以降は記事が溜まることは減るはずなので、この記事だけでも早めに読んでください!

何にどれだけの時間を使ったのかを記録に残すことで得られる効用

たいていのタスク管理ツールは「未実行のタスク」を管理するのに対して、タスクシュートは「実行済みのタスク」に注目します。

一刻も早く未実行タスクをゼロにしたいなら、実行済みのタスクに時間をかけるのは非効率に思えます。

同じ時間を未実行タスクにふり向けた方が仕事が早く終わるはずだからです。

それでも、あえて時間をかけても記録を残すのは、そこから何らかの効用(リターン)が期待できるからです。

このリターンについてまとめています。

年次レビューをどのように行うか

タスクシュートは日次ベースのタスク管理を行うツールであるため、使っていればおのずと「日次レビュー」が自然と行えているはずです。

  • 一日の最初にデイリーリストで今日のタスクを確認配置する
  • 一日の途中で「今日は取りかかれない」と判断したタスクをリストから外す
  • 一日の終わりにやり残したタスクを明日以降に送るか削除する

という3種類の操作をタスクシュートに対して行うことになるからです。

その意味では、タスクシュートはキッチンでいえば「まな板」のような位置づけといえます。

まな板があるからこそ、その大きさに合わせて素材を絞り込むことができ、結果としてその日の料理を完成させることができます。

日次ベースのタスクシュートがまな板なら、週次・月次・年次それぞれにも専用の「場所」を用意すれば、自然と行えるようになるはずです。

この記事では「年次」に絞って、僕自身がやっているレビュー手順をご紹介しています。

タスクシュートにおけるルートとレールの違い

タスクシュートはカーナビに喩えられることがあります。

カーナビには次の2つの側面があります。

  • 1.ルート設計ツール
  • 2.ルート案内ツール

1は計画作りであり、2は実行支援と言えるでしょう。

タスクシュートも同様です。

  • 1.昨日までの記録に基づいて今日のルート(=デイリーリスト)を設定する
  • 2.設定したルートに沿って進む(=デイリーリストに沿ってタスクを実行していく)
  • 3.ルートから外れたらリルートする(=予定外のタスクを実行後にルートに復帰するか、ルートを再設定する)

これとは別に、タスクシュートを「レール敷設&運行支援ツール」と捉えることもできます。

この「ルート」と「レール」という似ているようで異なる概念についてまとめています。

タスクシュートにおけるルートとレールの使い分け

1つ前の記事の補足記事です。

タスクシュートで一日の予定を組むときは、ルートとレールという2つのパーツをうまく組み合わせる、という話を書きました。

この2つの違いを、前回とは違った角度から捉え直してまとめています。

キーワードは、「レール系のタスク」と「ルート系のタスク」です。

タスクシュート上での「実行できないこと」の扱い方

一日の最初にその日の「やるべきこと」と「やりたいこと」を整理し、その時点における最高の順番に並べ替えておくことは、迷わずその日一日を過ごす上では欠かせない習慣と言えるでしょう。

タスクシュートでこの習慣をどのように組み立て、そして続けるか、について、

  • その日の「やるべきこと」と「やりたいこと」を整理する手順

としてまとめています。

タスクシュートを見るのがイヤになったときの対策

タスクシュートをある程度の期間使い続けている方から、

  • タスクシュートを見るのがイヤになることがある

というお悩みをいただくことがあります。

その日に何をすればいいのかはすべてタスクシュートに書いてあるはずですから、ここを見ないことには仕事が始まりません。

にもかかわらず「見るのがイヤ」と感じるということは、次のいずれか、あるいは両方の“症状”が発生していると考えられます。

  • 1.タスクシュートの終了予定時刻があり得ない時刻を指している
  • 2.タスクシュートに絶対にやるタスクとやるかもしれないタスクが混在している

いずれも一つの対策で解消できます。

リピートタスクを増やすときに気をつけること

タスクシュートを続けていると、リピートタスクが増えていきます。

一日の大半の時間をリピートタスクでまかなえるようになります。

これは、自分の行動のレパートリーのほとんどをリピートタスクという形でタスクシュートに“転写”できている状態といえます。

こうなると、ハンコをつくように行動を繰り出すことができる状態といえますから、高速かつ低負荷で行えるようになります。

とはいえ、当然ここには問題もあります。

この問題の詳細と対処法についてまとめています。

リピートタスクの年次レビュー手順

一年を総括する「年次レビュー」のうち、特にリピートタスクに絞った「リピートタスクの年次レビュー」の詳細とやり方について、TaskChute Cloud、たすくま、TaskChute2の3つのツールそれぞれについて手順をご紹介しています。

毎日欠かさず「何も考えない時間」を設ける効用

実際に「リピートタスクの年次レビュー」を行う中で気づいた、突出して実行頻度が多かった「呼吸」というリピートタスクについて、その詳細と効用についてご紹介しています。

時間を無駄に消費してしまう“悪癖”の対策

  • ふと気になったことを調べ始めたら、えんえんとネットサーフィンを続けていた
  • 1話だけ、と思って見始めたシリーズドラマを最終話までイッキ見してしまった
  • 気づくと、ずっとTwitterを見続けていることが多い
  • 寝る前のスマホがやめられない

いずれも、いわゆる「悪癖」とみなされがちな時間の使い方でしょう。

我に返るたびに「今後はいっさいこのような無駄な時間は過ごさない!」と誓って、いろいろと決意を固めたり、対策を講じたりします。

簡単にアクセスできないように、ブックマークから削除したり、指定したサイトを時間指定でブロックするツールを導入したり、といった対策です。

このような対策は、しかし、その効果は限定的であり、いたちごっこが続くことが少なくありません。

いくら抜いても、しぶとく生え続ける雑草のようなものです。

では、どうすればいいか?

「時間ができたらやろうと思っていること」の攻略法

タスクシュートの先頭セクション(=セクションなしの領域)には、大きく分けて次の2つのタスクを“滞留”させています。

  • 備忘メモ的なタスク
  • 時間ができたらやろうと思っていること

この2つを実際にどのように活用しているかを具体例を交えてご紹介しています。

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