「プラン」にかける時間と手間を最適化するには?

「プラン」と「実行」の関係については以前も書いたことがありますが、改めて現時点の視点を加えつつアップデートします。

「プラン」と「実行」それぞれを漫画になぞらえると、

  • プラン:「ネーム」(鉛筆で下書きをつくる)
  • 実行:「ペン入れ」(ネームをなぞる形でペンで清書する)

ということになります。

漫画の執筆工程における、この「ネーム」と「ペン入れ」の違いは、そのまま仕事における「プラン」と「実行」の違いに相似しています。

「ネーム」と「プラン」はいずれも「こういう風に(描く/実行する)つもり」という実行前の時点における自分の意志を目に見える形で書きつけておくもの。

一方、「ペン入れ」と「実行」はいずれも「(ネーム/プラン)に沿いつつも、その時点で最適かつ最高のやり方で最終的なアウトプットに仕上げるという行為です。

「ネーム」や「プラン」をスキップして、いきなり「ペン入れ」や「実行」に入ることもできるでしょう。

その方が「ネーム」や「プラン」にかける時間と手間を省くことができますから、作業効率は上がります。

とはいえ、「ネーム」や「プラン」に時間と手間をかけた方が、トータルで見るとより良い結果を手にできることが多い、というのが僕の考えです。

「ネーム」や「プラン」にかけた時間と手間は十分にペイし、さらにそれ以上に「お釣り」が来るからです。

では、どれくらい時間と手間をかければいいのか?

当然ですが、かければかけるほどいいというわけではありません。

このあたりの塩梅について考えてみます。

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